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Q&A - 0 何が問題か 「慰安婦」制度と公娼制
- 7 公娼制は犯罪を減らすのか? を斬る
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引用元URL → http://fightforjustice.info/?page_id=166 (なお魚拓は無効な構造です)
↓ ↓ ↓
発覚したのは、平成25年12月03日ですが、webサイト 『 Fight for Justice 日本軍「慰安婦」――忘却
への抵抗・未来の責任 』 の構造が変更になり、魚拓の取得が可能になりました ( 一部で取得エラー
が出ますが ) 。 さっと目を通した限りで文章の変更は無い様に思われます。
0-7 公娼制は犯罪を減らすのか?
http://fightforjustice.info/?page_id=2421 ( 魚拓 )
以下、青い色の文字がwebサイト『Fight for Justice 日本軍「慰安婦」――忘却への抵抗・未来の責
任』からの“引用”です。
Q&A編 0 何が問題か 「慰安婦」制度と公娼制
7 公娼制は犯罪を減らすのか?
この問題は、女性の人権という観点を抜きにして考えると(それは大問題なのですが)、
かんたんには結論は出しにくい問題ですが、性売買を認めない米国の考え方を
紹介しておきましょう。

「女性・戦争・人権」学会 学会誌 『女性・戦争・人権』 第7号、2005年3月
アメリカ軍の性対策の歴史―1950年代まで 林 博史
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper71.htm
この http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper71.htm を通読すれば分かるのですが基本的に当時
の米軍は「公娼制度は百害あって一利なし」という立場を貫いています。
それは、以下の@以降で詳しく説明しますが、米軍の公娼管理能力に問題があって、兵士と接触の
機会がある売春婦全員を性病に罹っていないか検診することが出来なかった故に、兵士の買春を禁
忌にせざるを得なかっただけの話です。
無能な米軍の例を以て、日本の慰安婦制度に言及するのは乱暴だと思います。
英文の資料はたくさんあるのですが、
幸い、日本の労働省婦人少年局が1952年に翻訳したものがあるので、それを紹介しましょう。
これは米国社会衛生協会が1941年に出した
『米国に残っている紅燈街―組織的売春街―の撲滅のために』
というパンフレットです(『性暴力問題資料集成』第三巻、不二出版、2004年、所収)。
ここでいう「紅燈街」というのは、日本の「赤線」、つまり売春公認地区のことを指します
(米国の場合は、ほとんどの州で売春を公認していないので、
黙認されている売春地区を指すと言えますが)。
米国社会衛生協会は米国政府と共同して売春撲滅のキャンペーンを展開していた組織です。
このパンフレットでは、10項目をあげて売春公認を否定する議論をしています
(括弧内は引用、ほかは要約です)。
@ 「隔離区域は隔離されていない」
売春婦を隔離区域内の閉じ込めていると思っても、実際にはそうではなく、
隔離区域内に売春婦が1人いるとすると、区域外には5人がいるのが事実である。

何が言いたいのか良く分からないが、少なくとも『Fight for Justice 日本軍「慰安婦」――忘却への抵
抗・未来の責任』に書かれた文章なんだから、旧日本軍に於ける慰安所で起こった慰安婦の不当な扱
いに関して旧日本軍および日本政府が有責であるという論証の為に引き合いに出した資料なんだよ
ね?
んじゃ訊きたいんだけど、日本が大東亜戦争の際に朝鮮人女衒に依頼して運営させた慰安所に於
いて、慰安所に居た慰安婦の5倍も軍基地内に売春婦がウロウロしていたする根拠があるのか? あ
るなら、其れを出して「旧日本軍の売春婦囲い込みは意味が無かった」と言うべきです。
そうじゃなくて、アメリカの売春公認地区について『のみ』語っている資料しかないなら、こんな資料は
引込めなさい。
こんな資料は、あなた方が創り出した『従軍慰安婦問題』と何の関係もありません。
A 「隔離地域は売春婦を増加させる」
「 集娼区域は、売春婦の仲介を業とする人のために、あくことない市場を提供し、
売春婦のかすりをとって生活している者にとって、理想的な商売の地盤となっています。」
業界は需要拡大しようとし、その結果、
「 そういうものがなければ決してこの道を歩まなくてもよかった少女を売春婦におちいらせ、
又青年たちを娼家の客にしたてているのです。」

これも@に同じです。
確かに旧日本軍が慰安所を求めなければ、売春婦が慰安所に応募することはなく、東北の貧しい農
家から女性が売られて慰安婦になることは無かったかも知れません。 しかし、慰安所が無ければ売
春婦が売春をしなくなるか?といえばそれは違います。 そもそも当時は女性の就ける職業が今ほど
に多くありません。 当時は男性ですら職能や技能,学歴あるいはコネがなければ、ワンミスで、あるい
はミスなんかしなくても単に運が悪いだけで死に直面するような超絶ブラック肉体労働しか就職先があ
りませんでした。 そんな超絶ブラック肉体労働の現場でさえも応募が殺到していた時代なのです。 ま
してや女性の就職先なんて余りにも狭き門です。 テレビドラマに登場する様な女性のキャリアウーマ
ンなんてほんの一握り。 普通は、女工哀史に代表される様な労働しかありませんでした。
ですから、手先が不器用で、とか、仕事の順序が覚えられなくて、とか、そういうった理由で女工が勤
まらない女性や、あるいは、家族に若い者が少ないのに大家族で、女工の賃金ではとても家族の飢え
が凌げない場合などに売春をするしかない女性は多く居た筈です。
ということは、仮に旧日本軍が慰安所を求めず、慰安婦という職業が存在しなかったとしても、売春を
する女性は多くいましたから、慰安婦や娼妓という受け皿が無ければ街娼(ストリートガール)になるし
かなかったのです。
確かに危険な街娼(ストリートガール)になるよりは、安全が保証された慰安婦の方が敷居は低いで
しょう。 しかし、売春婦に成るという選択肢自体が女性にとって最後の最後の選択肢ですし、子を売
春宿に売るという選択肢は其れ以上の最後の最後の選択肢です。 軽い気持ちで売春婦に成るバカ
女に受け皿を供給する事の犯罪性は理解できますが、だからといって、代わりになる社会制度が構築
できないのに、最後の最後の選択肢を剥奪する事もまた残酷な結果しかもたらしません。
極論は意味がありません。
当時の社会的な背景を考慮して語るべきです(そういう意味でも旧日本軍の慰安婦制度を叩く材料と
して用意したアメリカの資料は意味がありません)。
B 「集娼区域は性病培養所」
区域内の売春婦の多くが性病に犯され、客としてくる男たちも感染する。
「 男女を性病から守る方法として商業化した売春は妥当ではない。 」

そちらの資料
「女性・戦争・人権」学会 学会誌 『女性・戦争・人権』 第7号、2005年3月
アメリカ軍の性対策の歴史―1950年代まで 林 博史
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper71.htm
を“引用”させて頂くと
> この結果は12年5月に陸軍省一般命令第17号として全軍に通達された。
> そこで示された対策は、第一に買春は不道徳な行為であり、しかもその結果ほぼ確実に
> 性病に感染してしまうこと、性病は恐ろしい病気であることなど、兵士への教育である。
> 第二に性病感染の危険に身をさらした兵士が部隊にもどってきた場合
> ( つまり買春からもどってきた場合 )、ただちに消毒予防策をとらせることである。
> もし兵士がこの消毒予防策をとらずに性病に罹った場合は
> 任務を怠ったという理由で軍法会議にかけることも定めた。
> 第三に抜き打ちで月二回の徹底した身体検査(性病検査を含む)をおこなうことも
> 規定された[7]。
>
《中略》
>
> このように米軍の対策は、性病罹患者を軍法会議にかけ、あるいは給与をカットするなど
> 処罰という厳しい態度でのぞみ、買春自体をさせないようにすると同時に、
> それでもあえて買春する者には予防策を講じて兵力の損失を抑えようとするものであった。
と書かれているように、厳罰を以て売春婦との接触を禁じたというなら、それは兵士の性病予防に有
効だったことでしょう。
しかし、http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper71.htm の一行目から件の部分までに(およびその
後の文章も含めて)米軍が公娼をどこまで管理していたのかを示す資料はありません。
謹んで”引用”させて頂き、読んでみましょう。
> 一 駐留の開始と性病対策の確立
>
> 近代国家の軍にとって性問題とはなによりも将兵の性病問題であった。
> その性病との関係で売春が問題とされた。
> 米軍に関しては19世紀においては、南北戦争の際に
> 北軍が南部のいくつかの都市において娼婦を登録し
> 性病検査を実施したという経験があるが、全体としては陸軍として
> 性病問題にはきちんと取り組まなかった。
> 治療法がなかったことに加え、陸軍は二万数千人の小規模の軍隊にすぎなかったことが
> 背景にはあるだろう。
> 淋病や梅毒などの主な性病の病原体が発見されたのは19世紀末から20世紀にかけて
> であり、梅毒の最初の治療薬であるサルバルサンが開発されたのは1910年だった。
> それも副作用がきつく、治療に数か月から時には一年以上かかり、
> かつ効果も限定されていた。
> 淋病にはようやく1937年ごろからサルファ剤が開発されて治療ができるようになった。
>
> さて20世紀に入ると医学の発達とともに米軍をめぐる状況が大きく変わりはじめた。
> つまりハワイ併合や米西戦争、義和団事件などの結果、ハワイ、フィリピン、キューバ、
> パナマ、プエルトリコ、中国など海外各地に米軍が駐留を始めたのである。
> 米陸軍の将兵の性病罹患率のデータは1819年から残っているが、
> 年間千人あたりの罹患率が19世紀末は70台で推移していたのが
> 189年以降2倍に急増した[5]。
> 特に海外駐留部隊の罹患率は200から400台ときわめて深刻な状態になった。
> 性病にかかると将兵は治療のため勤務から外される。
> つまり兵力の損失になるわけで軍にとっては大問題であった。
> ようやく軍中央でも性病問題の重要性が認識されるようになり、
> 各駐留軍の経験を集約したうえで陸軍省の軍医総監部では1910年末までに
> 結論がまとまった。
> 娼婦をいわゆる赤線地区に隔離し、登録、性病検査、治療させる方式
> (いわゆる公娼制ないし集娼制)は「将兵の性病管理において効果的ではない」という
> 結論だった[6]。
> この結果は12年5月に陸軍省一般命令第17号として全軍に通達された。
年間千人当たり400以上となれば、そもそも公娼として制度が確立していたとは考えられません。
図らずも @ に
@ 「隔離区域は隔離されていない」
売春婦を隔離区域内の閉じ込めていると思っても、実際にはそうではなく、
隔離区域内に売春婦が1人いるとすると、区域外には5人がいるのが事実である。
とある通り、米軍が第一次世界大戦前に管理していた公娼とは、兵士が買春する相手(売春婦全体)
の6分の1でしかなかったのです。
であるなら、
> 検診で性病が見つからなかったとしても安全だということにはならない。
は当然です。
未検診の売春婦が検診済みの5倍も居るのでは笊の極みです。
つまり、
B 「集娼区域は性病培養所」
区域内の売春婦の多くが性病に犯され、客としてくる男たちも感染する。
「 男女を性病から守る方法として商業化した売春は妥当ではない。 」
というのは、米軍が第一次世界大戦前に管理していた公娼制度が杜撰かつ笊過ぎていただけの話
であって、フリーの売春婦が兵士の相手をしないように取り締まっていた日本の慰安婦制度(というか、
前線の移動と共に追軍することは、フリーの売春婦には不可能でしたから、必然的に「売春婦」=「慰
安婦」に成りました)は、この B に当て嵌まりません。
C 「検診制度は謝った安全感を与える」
検診で性病が見つからなかったとしても安全だということにはならない。
かえって健康証明書が安心感を与えてしまい、性病が広がることになってしまう。

これも B と同じですが、
@ 「隔離区域は隔離されていない」
売春婦を隔離区域内の閉じ込めていると思っても、実際にはそうではなく、
隔離区域内に売春婦が1人いるとすると、区域外には5人がいるのが事実である。
と書かれている通り、第一次大戦以前に存在していた米軍の公娼制度は超の付く笊だったのです。
そのために、検診の対象となった“隔離区内に閉じ込めた売春婦”以外にも多数の売春婦が存在し
ました。 もちろん、隔離区域内の5倍も居た区域外の売春婦は検診を受けることなく野放しですから、
これら区域外の売春婦を兵士が買春できてしまう以上、「検診で隔離区内の売春婦が性病に罹患して
いないと分かっても安全ではない」は当然の結論です。
D 「売春は廃止することができる」
(説明省略)
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)

いやいやいや。 おそらくはそちら側から見ても「こりゃ無理があるわ」って内容だったから載せられな
かったんだろうけど、だからといって省略する事はなかろう。
> 英文の資料はたくさんあるのですが
って書いているんだから、掲載できないヤバイ文章が混じっていない奴をチョイスすりゃイイのに。
それとも、本当は無いのかな?
E 「 集娼地区の廃止は娼婦を「拡散」させるという説の誤り 」
黙認または公認区域があることによって、逆に
「 市のいたる所に内緒で売春行為を行っている利口な女達を増やすことになります。 」
「 厳正な法の執行によってこの営業は拡散する代りに廃止されます。 」

それは、途上国のダウンタウンを夜中に徘徊してから言えって。
売春婦は、公娼があるから売春して良いとか、公娼が無いから売春しちゃダメとか、そんな価値基準
で売春する / しないを決めているワケではありません。
てか、
> 厳正な法の執行によってこの営業は拡散する代りに廃止されます。
公娼を潰し、売春を厳罰化し、法を厳正に適用すれば、売春婦という存在が根絶やしになるのはアタ
リマエのこと。 そんなことは
> 集娼地区の廃止は娼婦を「拡散」させるという説の誤り
と何の関係もありません。
F 「強姦に対する意見と実際」
「 業者はよく、特殊区域をおくことは、
良家の子女を困惑や、侮蔑や、強姦から防ぐ方法であるといいます。
しかし紅燈街を撲滅した市の実例をよくみてみると、殆んどすべての場合、
強姦の数は廃止以前より減少しています。
どの場合をみても売春に対する圧迫の結果が、“犯罪の巷”を作り出すようなことは
なかったのです。 紅燈街は犯罪を少なくすることはありません。
それどころか、性的犯罪のみならず、ゆすり、たかり、その他の犯罪や搾取を
培養するものです。 」
* パンフレットの巻末の表には「性的犯罪を防ぐ」という「売春業者の言い分」に対して、
「真相」として、「性的乱交をまし、性的残忍性と堕落を培うことによって性的犯罪を促す」
としています。

強姦大国アメリカにそんなことを言われてもなぁ。
http://www.geocities.jp/mutandan/fuzokugouhou4.html
> 1. 性犯罪の抑止
>
> 日本とアメリカにおける2000年の犯罪白書を比較すると、
> 性風俗が禁止されているアメリカのレイプ率は日本の53倍である!
> アメリカは犯罪大国であるが、アメリカで多いとされる殺人罪の数を比較すると、
> 日本の11倍である。 レイプ犯罪だけ突出して多い。
> 特に、アメリカの性産業規制は1950年代から年を追うごとに強まり、
> 今やネバダ州以外では、売春は禁止されている。
> 規制の強さに比例するように、レイプの数が増えていっている。
> 逆に日本が先進国でも有数の性犯罪が少ない国でいられるのも、
> 性風俗産業が充実しているからだろう。
> 実際は、アメリカは宗教色の強い国で、強姦の被害にあっても、宗教上の理由から
> 非常に恥じて、女性が申告しないケースが非常に多いため、53倍どころじゃない!
> 今の数は1割程度だ!という批判もありそうだが、そういった理由は日本でも当てはまる
> ので、50倍程度が妥当な数字だと思う。
> また、ポルノの影響などについても、昔と違い、今は先進国であればどこでも
> ネットポルノが見れるのだから、その点についてはどの国も同一条件といえるだろう。
> よって、こういった各国の比較をする場合、ポルノについては考慮しないでもいいと思う。
> 逆に考慮した場合、日本はポルノも充実した国なので、ポルノも性犯罪減少に寄与している
> というおかしな結論になる。
> だから、この場合、ネットポルノがあるから、どの国もポルノ事情は同じと考えていいだろう。
> ちなみに、性風俗が非常に充実している治安が悪いわりには、ドイツも性犯罪率が非常に
> 低い。
> 逆に、アメリカ同様、性風俗に厳しいカナダやスウェーデンも強姦率が高い。
>
> オーストラリアやニュージーランドは90年代に性犯罪が多発し、それが性風俗合法化への
> 一つのきっかけとなったとされていますが、やはりまだまだ反発も強く州レベルで非常に
> 限定した地域で合法化しているにすぎず日本やドイツのように充実される日が待たれます。
>
> 参考サイト
> 法務省犯罪白書平成12年度版
> http://www.moj.go.jp/HOUSO/2000/table.html#h2
>
> crime in the United States・・・米版犯罪白書のようなもの。
> 興味のある方は、国立国会図書館にいけばもっと詳しいものがみれます。
> ただし、英語です。
> http://www.disastercenter.com/crime/uscrime.htm
紅燈街を撲滅した際は、当然の事ながら売春婦は地下へ潜って仕事をするワケで、わざわざ紅燈街
を撲滅した行政や司法が其れを野放しにするハズもなく、取り締まりが行われたならば夜の街に警察
官が溢れていたワケで・・・そう考えれば紅燈街を撲滅した後、街娼や地下売春組織を取り締まってい
た期間に、強姦の数が減っているのはアタリマエです。
G 「乱交の問題」
紅燈街を閉鎖し、営利的売春を圧迫すると乱交が増えるという証拠はどこにもない。

そもそも管理売春の場合は、秘密倶楽部でもない限り、乱交プレイは出来ないと思うんだが。
まさか、乱交と輪姦を混同してないよね。
H 「諸外国における売春対策」
「 事情によく通じていないものや、偏見をもったものによって 」 フランスの事情が
よく引用される(注:売春を公認したい者はフランスを例を挙げるという皮肉ですね)が、
「 これは大きな誤りです。」
「 諸国における認可検診制度は大きな失敗であることが、国際連盟の世界的調査によって
明らかにされ、ヨーロッパの多くの国の当局筋もこれを認めました。
即ち、10〜30年前からチェコ、オランダ、スカンジナヴィア諸国、イギリス、スイス等の
ヨーロッパ諸国は、売春の認可検診の制度を全くやめてしまい、
ドイツ、オーストリア、ポーランド、ダンツィヒ、

水を差すようで悪いが、自由都市ダンツィヒは、米国社会衛生協会が 『 米国に残っている紅燈街―
組織的売春街―の撲滅のために 』 を発行した1941年の時点でドイツに併合されており、ダンツィヒ・西
プロイセン帝国大管区でした。 存在しない国家を挙げるのは如何な物だろうか。
エストニア、フィンランド、ラトビィア、インド、ハンガリーでは、第二次世界大戦前、
事実上、これを廃止しました。
売春認可、及び検診制度を一度ももったことのない国、あるいはそうした制度の一部
又は全部を正式に廃止した国は、アメリカ合衆国、カナダ、ニュージーランド、
オーストラリア、南アフリカ、キューバ、ウルガイです。
これらのすべての国々に於いて、そういう対策によってとりしまり得るのは
一部の売春婦だけであること、また検診に対する誤信は性病を防ぐより、
拡げることになることが判明したのです。」

2013-06-05 ラエリアンムーブメント:アジア大陸代表のブログ
ヨーロッパで最も性病患者が多い国ランキング 1位は北欧のあの国
http://ameblo.jp/junzom/entry-11545654637.html
> 6月に突入し、ぼちぼち夏休みの旅行の予定なんかを立て始めている人も多いのでは?
> 旅先は、アジアもいいけど、長期休暇ならやっぱりヨーロッパでしょ!という人に
> 是非耳に入れておいてほしい調査結果が報告された。
>
> オンライン・クリニックのHealthExpressによると、
> ヨーロッパでは、ここ10年の間で性病患者の数が激増しているそう。
> そこで、同サイトがユーザーのデータを分析し、
> ヨーロッパで最も性病患者が多い国トップ10を発表。 ランキングは以下のようになった。
>
> ヨーロッパで最も性病患者が多い国ランキング
> 1位 スウェーデン
> 2位 ドイツ
> 3位 イギリス
> 4位 ポーランド
> 5位 フランス
> 6位 スペイン
> 7位 イタリア
> 8位 デンマーク
> 9位 スイス
> 10位 オーストリア
2位にドイツ,3位にイギリス,4位にポーランド,9位にスイス,10位にオーストリア・・・認可検診制度
を廃止した挙句がなかなかの殿堂入りですな。
もっとも、上の数字は売春婦に限った数字じゃないので、実際に売春婦に対して検診をすれば余計
に性病が増えるかどうかは分かりません。
というか、検診をしているなら認可され、登録された売春婦全体に占める性病罹患数をカウントでき
ますが、検診を止めてしまったら全ては闇の中です。 売春婦が検診を受けられない様に法で禁止して
しまうならともかく、公的な検診が廃止されれば、売春婦は個人的に検診を受けるでしょう。 たとえ
ば、2番目に挙げられているオランダでは、娼館の大家が、あるいは売春婦が自主的に検査を行って
います。
2009年08月30日 風俗学院のブログ
売春合法化 in オランダ (1/2)
http://blog.livedoor.jp/signor_1/archives/1171008.html
《前略》
>
> このサイトの中に、英語パンフレットのダウンロードのページがあります。
> パンフレットは有料ですが、"Pleasure Guide" ってのを読んでみたいと思ったので、
> 試しに購入してみました。 PayPalアカウントを持っていれば、簡単に買えます。
> 3ユーロ=412円で購入。
>
> "Pleasure Guide" の内容は、飾り窓の歴史から、法規制の解説、遊び方の心得、
> 簡単な地図、それに「よくある質問」などが、平易な英語で書いてあります。 面白いです。
> ざっと内容を要約して紹介します。
>
> アムステルダムの紅灯街(Red Light District)ができたのは、1200年のこと。
> 以来、ここにはいつも娼婦がいた。 17世紀に初めて「飾り窓」が出現した。
> 自分の家で客を引く娼婦が、窓やドアの奥で、商品である自分自身を陳列したのだ。
>
> 2000年に娼館経営も合法化されたが、許可制になっていて、
> 市当局が「飾り窓」の総数を決めている。 娼婦は合法で、登録なども不要。
> ただし、18歳以上で、オランダ・EU加盟国の市民で、自発的に働く場合に限る。
> 娼婦たちはフリーランスで、娼館のオーナーに家賃を払って「飾り窓」を借りている。
> 家賃は1日40〜75ユーロほど。
> 娼婦たちの性病検査は強制ではないが、大部分の娼館では定期的に検査を実施している。
まぁ、コンドームが存在しなかった時代やコンドームの質が悪くて、客が着装を嫌がっていた頃はとも
かく、今のコンドームは(日本製に限らずとも)品質は著しく向上しており、孕ませ願望のある変態を除
いて装着を忌避する男性は少ないでしょう。
2013年01月28日 ねとてん
セックス時にコンドームを使用してもしなくても
男女共に肉体的快楽度は変わらないことが判明!
http://blog.livedoor.jp/net_ten/archives/23353143.html
> 感度の悪さを理由にしてきたみなさん、もうその言い訳は通用しないぞ!
> セックス時のコンドーム使用に関して行われたある調査で、衝撃の事実が明らかになった。
> なんと、コンドームを着用してもしなくても肉体的快楽の度合いに差はない
> ことが判明したのだ。
>
> 米インディアナ大学のデビー・ハーベニック博士は、18〜59歳の男女を対象に
> 調査を行った。
> 性行為の際にコンドームを使用したときとしなかったときでは、
> 人々が感じる肉体的快楽度や満足度などにどのような違いがあるのかを調べた。
> 結果、人はコンドームを使用しても、使用しなかったときと同程度の快楽や満足感を
> 得られていることが判明。 しかも、男女共に同じ結果となったのだ。
> また男性の場合、コンドームを着用したからといって勃起状態の維持に
> 影響を与えるわけではないこともわかったそうだ。
> 女性の場合は、潤滑油有りのコンドームと無しのコンドームを使用したとき、
> 両者の違いに気付きにくい傾向があったという。
>
《以下略》
むしろ、アメリカの現状を問題視しるよ、と思ってしまいます。
2008.12.02 cyzo woman
アメリカの少女に性感染症が蔓延! 10代の約4割がクラミジアなど
http://www.cyzowoman.com/2008/12/post_175.html
> アメリカのFOX、NBC、MY9などのTV局で放映されている
> 人気トークショー番組『タイラ・ショー』がショッキングなデータを発表している。
>
> 元モデルのタイラ・バンクスが司会をするこのショーが、
> 1万人以上の十代の少女と若い女性に対して行った性意識とSTD(性病)、10代の妊娠など
> についての調査結果によると、
> 「 初体験の平均年齢は15才 」
> 「 10代の14%は学校(のトイレなど)でセックスをしている 」
> 「 50%の回答者がセックス時に(コンドームなどの)プロテクションを使わない 」
> 「 性病にかかっている者の24%がプロテクションなしでセックスをしている 」
> という恐るべき内容となっている。
もっともコレは、従軍慰安婦問題とは何の関係もない話なので、ここに書く様な事ではないのかも知
れませんが。
I 「組織的売春を擁護する者」
「 以上のように、隔離区域、公認売春宿及びその他組織的売春は、
性病を拡げ、犯罪を生むものです。
それにも拘らずそうした組織的売春業の存続を望むものは、どういう人たちでしょうか。 」
パーシング将軍の言葉 「 この年来の悪と戦う唯一の道はその撤廃である。 」

管理売春を合法として検診を義務化すれば被検者の数が増えますので、性病の発覚する確率が上
がります。 したがって売春を違法にしている国よりも、合法にしている国の方が性病の罹患率が高く
ても、それを以て直ちに「売春を合法化すれば性病が広がる」とは言えません。
また、犯罪についても、例えば強姦に関してこのようなデータがあります。
(『←』と注記は圭坊)
2008/02/20 最新、アンケートによると
レイプ発生率・国別
http://questionnaire.blog16.fc2.com/blog-entry-1693.html
> 国連の「第7回国連暴力白書のレイプ発生率・国別」によると
> ・ 1998〜2000年 ※古いデータしかなく恐縮
> ・ 65カ国
> 告発・摘発数なので、多分これよりずっと多い。
> 中国などデータの無い国、調査不足の国もたくさんある。
>
> ☆10万人当り強姦事件・年発生率
> 1 南アフリカ 119.5件
> 2 シェラレオネ 78.8
> 3 オーストラリア 77.8 ← 二大都市、シドニーとメルボルンで売春が違法
> 4 モンセラト(カリブの小国)74.9
> 5 カナダ 73.3 ← 売春そのものは違法ではないが、
> 違法行為をせずに売春に従事することは困難
> 6 ジャマイカ 47.7 ← 違法
> 7 ジンバブエ 45.8
> 8 ドミニカ 34.8
> 9 アメリカ 30.1 ← 違法
> 10 アイスランド 24.6 ← 違法
>
> 12 ニュージーランド 21.3
> 13 英国 14.2
> 14 スペイン 14.0 ← 違法(というか存在しないという建前)
> 15 フランス 13.9 ← 5のカナダに類似。個人の売春のみが合法。
> 16 韓国 12.6 ← 違法
> 17 メキシコ 12.3 ← 違法だが放置状態
> 18 ノルウェー 12.1 ← 違法
>
> 21 フィンランド 11.1
> 22 オランダ 10.0
> 23 デンマーク 9.1
> 24 ドイツ 9.1
> 26 チリ 7.8
> 27 タイ 6.3
>
> 30 スリランカ 6.0
> 33 アイルランド 5.4
> 34 スイス 5.4
> 41 ロシア 4.9 ← 違法
> 44 コロンビア 4.3
> 46 イタリア 4.0
>
> 53 トルコ 1.81 ← 表向きは違法。 外人相手ならお咎めなし。
> 54 ★日本 1.77 ← 売春が非合法だが罰則なしで事実上合法状態
> 55 香港 1.51
>
> 56 インド 1.43
> 57 カタール 1.39 ← イスラム圏
> 58 マケドニア(旧ユーゴ)1.32
> 59 ギリシャ 1.07
> 60 ジョージア 1.00 … これはグルジアのことですね。
> 61 アルメニア 0.94
> 62 インドネシア 0.57
> 63 イエメン 0.39 ← イスラム圏
> 64 アゼルバイジャン 0.38 ← イスラム圏
> 65 サウジアラビア 0.33 ← イスラム圏
男性が100%有責なのに女性が罰せられてしまうイスラム圏は、アウトオブカウントにした方が良さそ
うですが、それ以外の国々を見て、「 売春を違法にすれば犯罪(強姦)が減る 」 とは言えないように思
えます(逆の 「 売春を合法にすれば犯罪(強姦)が減る 」 とも言えない所がミソです)。
性病も犯罪もその国の経済力や文明度,教育レベルによって左右されます。
一概に定義付けできる類の物ではありません。
以上がこのパンフレットの要約紹介です。
米国の政策の問題もいろいろありますが、売春を公認する方法が世界で当然のこととして
考えられていたわけではないことは、はっきりしています。

世界中全ての国家が当然の事と見做していたわけではなかったと・・・そりゃあそうだろう。
で。
だからどうしたの?
世界中で売春を合法とコンセンサスしていないってだけの話でしょ。
当時に売春を合法としていた国が世界中で唯一日本だけだったというなら理解できますが、今も昔も
売春を非合法とする国と全面的に合法とする国と条件付けで合法とする国があります。
どれが厳に唯一の正解であるのか、なんて神ならぬ身の誰にも分かりません。
色々な人が色々な立場と色々な考え方で意見を出し合い駆け引きして、そして現状があるのです。
売春が非合法である国に於いては、売春が非合法であることが正義。 売春が全面的に合法である国
に於いては、売春が全面的に合法であることが正義。 条件を付けた売春に限って合法である国に於
いては、条件を付けた売春に限って合法であることが正義。
そして、時が流れて人の考え方が変われば、売春をどうするのが正義なのかも変わるのです。
ただそれだけの話です。
[ 画像:林博史「アメリカ軍の性対策の歴史―1950年代まで」
『女性・戦争・人権』(「女性・戦争・人権」学会)7号、行路社、2005年、 省略
(引用元アドレスをご参照ください)
林博史「アメリカ軍の性対策の歴史―1950年代まで」
『女性・戦争・人権』(「女性・戦争・人権」学会)7号、行路社、2005年
米軍の性管理政策の歴史的な分析としては、
林博史「アメリカ軍の性対策の歴史―1950年代まで」
『女性・戦争・人権』(「女性・戦争・人権」学会)7号、行路社、2005年、
を挙げておきます。 http://www.geocities.jp/hhhirofumi/paper71.htm
この論文のなかで、米国の陸軍省が1917年に出したSmash The Lineというパンフレットの内容が
紹介されています。
このパンフレットでは、娼婦を隔離登録し性病検査をおこなう赤線地区方式は
かえって売春を拡大すること、医学検査をおこなっているから性病にかかっていないという
偽りの安心感をあたえて予防策をとらなくなりかえって性病が拡大すること、
定期的な性病検査では性病を見つけることは不十分であり、かりにそこでチェックできても
その後すぐに感染すれば次回の検診まで感染させることを阻めないこと、
見境のない性交渉を刺激することにより女性への犯罪を増加させること、
地域社会のモラルを悪化させ青少年を誘惑すること、警察の収賄を増加させることなど、
問題点を列挙しています。

そりゃアメリカの話でしょう。
> 娼婦を隔離登録し性病検査をおこなう赤線地区方式はかえって売春を拡大すること、
→ 米国社会衛生協会が1941年に出した『米国に残っている紅燈街 ― 組織的売春街 ― の撲滅の
ために』というパンフレットの @ ですね。 管理が笊なら当然です。 日本の慰安婦制度の比較対象に
なりません。
> 医学検査をおこなっているから性病にかかっていないという偽りの安心感をあたえて
> 予防策をとらなくなりかえって性病が拡大すること、
→ 日本の慰安所に於いては、コンドームが供給されて使用が義務付けられていましたから、これも
日本の慰安婦制度の比較対象になりません。
> 定期的な性病検査では性病を見つけることは不十分であり、かりにそこでチェックできても
> その後すぐに感染すれば次回の検診まで感染させることを阻めないこと、
→ 日本の慰安所に於いては、一部を除いて日本軍の専用でしたから(スパイ行為を防止するために
は専用とせざるを得ない)、コンドームを使用する兵士からの感染は可能性が薄く、新たな感染源は軍
命に背いてコンドームを使用しない将校、および新しい慰安婦に限られます。
新しい慰安婦は、客を取る前に軍医の検診を受けますので水際で防止されますし、コンドームを使用
しなくても咎められないような上級将校に至っては、専属の慰安婦(=日本人の慰安婦)が付きました
ので、仮に感染しても拡散しません。 ですから、これも日本の慰安婦制度の比較対象になりません。
> 見境のない性交渉を刺激することにより女性への犯罪を増加させること
→ 規律の厳しい日本軍の兵士は、民間の女性と接触すれば上官から殴る蹴るの精神注入がされた
時代です。 合意の上でセックスする事さえ困難でした。 戦火に塗れてぐちゃぐちゃになった最前線で
上官の目を盗んで強姦することは不可能ではなかったと思いますが、コンドームは慰安所での使用を
前提としてしか供給されませんでした。 つまり、強姦は生姦しか出来なかったのですから、もし、慰安
所の利用によって「見境のない性交渉への興味が刺激されて、女性への犯罪が増加した」のであ
れば、ライダイハンのような望まれない私生児が大勢生まれています。 しかし、そんな存在はありま
せん。 つまり、こと日本の慰安所に於いては、買春した兵士が「見境のない性交渉を刺激されて、
女性への犯罪を増加させること」はなかったのです。
これも日本の慰安婦制度の比較対象にならない事象です。
> 地域社会のモラルを悪化させ青少年を誘惑すること、
→ 売春が禁じられていた禁欲な街に慰安所が建てられ、セックスを連想させる言葉(あるいは、具体
的な言葉)が書かれた看板が立ち並ぶようになったというのであれば、それはその通りでしょう。 しか
し、慰安所は、街に於いては既に売春宿がありましたし、前線に於いては兵隊以外に青少年が居ませ
ん。 つまり、これも日本の慰安婦制度の比較対象にならない事象です。
> 警察の収賄を増加させることなど、
→ 日本の慰安婦制度に於いては管理者は日本軍でした。 朝鮮人女衒が日本軍将校へ賄賂を渡し
て、売春婦を不当に扱ったり、人身売買で慰安婦を集めたりした事を見逃して貰ったという証拠がある
なら、それはそうでしょう。 でも、そんな証拠はありません。 これも日本の慰安婦制度の比較対象に
ならない事象です。
1917年8月に米国の陸軍長官は、軍施設のある市長や郡長に送った手紙のなかで
「 基地周辺での赤線地区の存在を陸軍省は容認することはできない。
(中略)
この問題について唯一の実際的な政策は断固とした禁圧策である 」
と述べていることも紹介されています。

アメリカの話ですね。 日本の慰安婦制度と何の関係もありません。
ここで紹介した米国社会衛生協会のパンフレットの考え方も米軍と同じ考えのものと言えます。

そうですか。 よかったですね。 ところで、日本の慰安婦制度の何がいけなかったんでしたっけ?
『 Q&A編 - 0 何が問題か 「慰安婦」制度と公娼制 』の1から6は、日本の慰安婦制度が引き合い
に出されていて、そちらの意図がある程度理解できたのですが、この 『 7 公娼制は犯罪を減らすの
か? 』 は、日本の従軍慰安婦制度の問題点に全然触れていませんね。
日本の公娼制度は世界から見て異常
→ そんな公娼制度を引き継いだ慰安婦制度も異常
→ だから慰安所を女衒に依頼した日本政府は有責
って印象操作したいためのレッテル張りでしょ。
でも、それってバレバレですし、日本の慰安婦制度と直接比較してしまえば、上述の通り、日本の慰
安婦制度に何の問題もないことが分かります。
無理なんですよ、その作戦は。
手を変えて出直しましょう。
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