Q&A を斬る



Q&A - 2 慰安所における実態
 - 4 業者を処罰? を斬る

2014.08.23 月収300円どころじゃねーよ、を追加
2014.06.13 「『女娘子軍』 を 『慰安婦』 と断定するのはミスリード」に対する反駁を変更
2014.06.12 「略取・誘拐や人身売買によって朝鮮から国外に移送される 」 への反駁を改稿


 引用元URL → http://fightforjustice.info/?page_id=166 (なお魚拓は無効な構造です)

   ↓ ↓ ↓

 発覚したのは、平成25年12月03日ですが、webサイト 『 Fight for Justice 日本軍「慰安婦」――忘却 への抵抗・未来の責任 』 の構造が変更になり、魚拓の取得が可能になりました ( 一部で取得エラー が出ますが ) 。 さっと目を通した限りで文章の変更は無い様に思われます。


 2-4 業者を処罰?
 http://fightforjustice.info/?page_id=2399 ( 魚拓 )


 以下、青い色の文字がwebサイト『Fight for Justice 日本軍「慰安婦」――忘却への抵抗・未来の責 任』からの“引用”です。


 Q&A編 2 慰安所における実態

 4 業者を処罰?

 女性たちをその意思に反して慰安婦にした業者が、警察によって取り締まられたことを示す
 新聞記事や、女性たちが自由意思で応募したことを示す新聞広告がある?

 櫻井よしこさんらの歴史事実委員会は、『東亜日報』1939年8月31日の新聞記事(資料参照)を
 取り上げて、女性の意思に反して「慰安婦」になることを強制した業者を警察が取り締まっている
 と述べています(『ワシントンポスト』2007年6月14日の広告)。
 この新聞記事はハングルの原文と英訳を付して紹介されています。
 朝鮮釜山の警察が女性を国外に誘拐する業者を逮捕したというものです。
 これは女性たちをその意思に反して慰安婦にした業者が、警察によって逮捕されたことを示す
 ものでしょうか。

 同様の記事はこのほかにもいくつかあることが知られています。
 女性の誘拐や人身売買による国外への連れ出しは、刑法第226条に違反する犯罪でしたから、
 警察が取り締まるのは当然のことです。
 しかし、問題は、これが、「慰安婦」に関するものであるかどうかです。
 記事の全文はつぎのようなものです。

   悪徳紹介業者が跋扈/農村婦女子を誘拐/被害女性が百名を突破する/
   釜山刑事、奉天に急行

     【釜山】満州に女娘子軍が大挙進出して、その相場がすこぶる高くなるとして、
     朝鮮内地の農村から生活の苦しい婦女子を、都会で潜伏活動するいわゆる紹介業者が
     限りなく跋扈(ばっこ)し、最近、釜山府内でも悪徳紹介業者四五人が結託して、
     純真な婦女子を甘言利説を用いて誘惑し、満州方面に売った数が百人を超えるとされ、
     釜山署事犯係が厳重取調べを行なっていたところ、同事件の関係者である奉天の
     某紹介所業者を逮捕するため、去る二八日夜にユ警部補以下刑事六人が奉天に
     急行したという。
     同犯人を逮捕したら、悪魔のような彼らの活動経緯が完全に暴露されるだろうとのことだ。

 一読すれば明らかなように、「女娘子軍」とあるだけで、
 どこにも「慰安婦」だとは書かれていません。
 「女娘子軍」は、軍の「慰安婦」をさす場合もありますが、
 軍とは関係ない民間の「売春婦」をさす場合もあります。
 これを「慰安婦」だと断定するのはミスリードでしょう。

 


 ほうほう。

   悪徳紹介業者が跋扈/農村婦女子を誘拐/被害女性が百名を突破する/
   釜山刑事、奉天に急行

 という記事は、慰安婦以外の女性が誘拐されたから釜山刑事が急行したけれども、もし慰安婦が誘 拐されていたとしても刑事が急行することはなく、黙殺された(に違いない)と。 そう主張するんだな。

 阿呆か。

 そもそも、記事の釜山刑事は、どうして誘拐されたと知ったんだ?

 誘拐を目撃した人の通報や、被害女性の家族から捜索依頼があったからだろ。

 慰安婦じゃない女性の場合は、誘拐を目撃した人の通報や、被害女性の家族から捜索依頼があっ たけれども、慰安婦の場合は、誘拐を目撃した人の通報や、被害女性の家族から捜索依頼がなかっ た、と。 お前たちサヨクは、そう主張しているんだぞ。

 だとしたら、慰安婦に成った女性の誘拐シーンを目撃した人は偶さか全員が冷血漢で、また、慰安婦 に成った女性の家族は、創作依頼を出さずにその女性を見殺しにした冷血漢ということになる。

 幾ら何でも、其れはトンデモすぎるわ。



 この記事が示すのは、刑法の国外移送目的誘拐罪に該当する犯罪を
 警察が取り締まっていたということです。

 

 そうです。

 悪質な朝鮮人業者が [ 刑法の国外移送目的誘拐罪 に該当する罪 ] を犯していたから、日本政府の 傀儡政権であった朝鮮総督府の命を受けた警察が取り締まっていたのです。

 旧日本軍も日本政府も朝鮮総督府も警察も正義の味方。

 悪者は朝鮮人業者です。

 この図式が 「被害女性が慰安婦以外であった場合」 にだけ成立して、「被害女性が慰安婦であった 場合」 は成立せず、悪質な朝鮮人業者が慰安婦に成る女性に対して [ 刑法の国外移送目的誘拐罪  に該当する罪 ] を犯していても取り締まらなかったと主張する根拠は何ですか?

 根拠を示しなさい。

 根拠が無いなら、それは

   「 旧日本軍や日本政府,朝鮮総督府が正義の味方だったなんて考えられない。
    悪の組織だったに違いない。
    慰安婦の国外移送目的誘拐は取り締まれなかったに違いない 」

 という妄想です。

 根拠のない妄想を外部に向けて発信するのは止めましょう。

 アブナイ人としか思えませんよ。



 しかし、重要なポイントは、それにもかかわらず、略取・誘拐や人身売買によって
 朝鮮から国外に移送される「慰安婦」が数多く生れたのはなぜか、ということでしょう。

 

 さすがに毎度毎度同じコピペを貼るのもいい加減厭きて来たわ。

 だがしかし、貼らぬわけにもいくまい。

 

   2011年12月19日 2ちゃん的韓国ニュース
   朝日社説 「韓国の主張は歴史的にわからないではない。
           日本と韓国 人道的打開策を探ろう」
   http://blog.livedoor.jp/newskorea/archives/1621041.html
   > 162 名無しさん@涙目です。(アラバマ州) 2011/12/19(月) 07:29:50.34 ID:8mFjyPtH0
   > というかね、
   > 「日韓基本条約締結時に判明しなかった問題」っつーのが
   > 完全におかしいんだよ。
   >
   > 自分の娘が誘拐されたわけだろ?
   > しかも数万人、数十万人規模で。
   >
   > それが、当時発覚せず、数十年後に発覚するって、
   > 「自分の娘が誘拐されても気づきませんでした」
   > ってことだぞ。
   >
   > そんなことありえるか?
   >
   > 数十年経過後に、外国のメディア(朝日新聞)に、
   > 「すいません、お宅の娘さん達誘拐されてますよね?」
   > と指摘されて、初めて
   > 「ああ、そうだった!うちの娘は誘拐されたニダ!アイゴー!」
   > って気づくのか?
   >
   > 朝鮮人は物凄いバカ民族ってことになるぞw

 親の与り知らない間に子供が略取や誘拐で行方不明になれば、それはもう大騒ぎになる。
 日韓併合当時、朝鮮半島にいた警察官の6割が朝鮮人でしたから、

    → ソース:2011年11月14日 ちゃぬの裏韓国日記
          日韓併合時代は警察官の6割が朝鮮人だった
          http://ameblo.jp/chanu1/entry-11078024864.html

 朝鮮半島で略取や誘拐を行えば、同胞である朝鮮人警察官が黙っちゃいません。
 たとえ、冷酷にして人種差別主義者のチョッパリ警察官が見て見ぬ振りをしようとしても無理です。

 > 略取・誘拐によって朝鮮から国外に移送される

 は、あり得ません。 その説はダウトです。 

 そして

 > 人身売買によって朝鮮から国外に移送される

 は、あったかもしれませんが、人身売買を行ったのは日本軍ではありません。 朝鮮人の業者です。  そして、日本軍は傀儡政権であった朝鮮総督府を通じて人身売買を禁止していました。

 ですから

 > 人身売買によって朝鮮から国外に移送される

 場合であっても、それで有責になるのは、日本軍の監視の目を掻い潜って、人身売買という罪を犯し た朝鮮人の業者です。

 なお、

   2012年02月23日 あがさの一歩
   自らすすんで慰安婦になった女性達
   http://agasatea.seesaa.net/article/253633551.html
   > 山田清吉『武漢兵站』p100より
   >
   > 朝鮮から女をつれて帰った楼主が、まだ17,8歳に見える女の子をつれて兵站にきた。
   > 戸籍謄本を見ると16歳である。これでは営業の許可はできない。
   > 楼主は、貧しい田舎の習慣で出生届がおくれたので、実際は満18歳だという。
   > 「 馬鹿をいうな。 年の足りない者に商売がさせられるか 」
   > とはねつけておいた。
   > すると一ヶ月ほどして、
   > その女の子が自分で兵站へやってきて、ぜひ働かせてくれと言い出した。
   > 「 どんなことをするのか知っているのか? 」
   > 「 知っている 」
   > 「 兵隊さんは乱暴だから辛抱できないぞ。 泣いたって知らないぞ。 」
   > 「 泣かない。 どんなことでも辛抱する 」
   > 「 そうか。 それじゃ軍医さんに証明書を書いてもらって来い 」
   > あるいは事実出生届がおくれたのかも知れないと思い、結局楼主の希望を入れ、
   > 軍医の身体検査をうけた上許可することにした。
   > この妓には美千子という名をつけてやった。
   > また天成の素質があったものか、二、三ヶ月経つと色気のある身のこなしが
   > すっかり板について、いっぱしの女郎タイプになってしまった。

 に見られるような 「 困窮した家族を救うために年を偽ってまで慰安婦に成ろうとした子供 」 も何人か は含まれていたでしょう。 だとしても、そんな子供達を救える大金を将兵が配れるハズがありません。  「 厳格に法を適用してその娘とその家族を飢え死にさせる 」 か 「 見て見ぬ振りをして、慰安婦にな ってもらう 」 かの二者択一です。

 「 健康の為なら死んでも構わない 」 の様なキチガイ発想で 「 厳格に法が適用されるためなら朝鮮 人なんか何人死のうが構わない 」 と考えるなら、可哀想な娘とその家族は飢え死にすべきだったので しょう。 しかし、実際に採られた選択は 「 見て見ぬ振りをして、慰安婦になってもらう 」 でした。

 それが許せないと仰るなら、どうぞ、宣言して下さい。

   日本軍の官憲が発覚した人身売買を看過するのは赦せない。
   家族が困窮して飢え死にしそうであっても、法は厳格に守られるべき。
   違法を承知で人身売買に応じた朝鮮人女性とその家族は飢えて死ね

 と、宣言して下さいませ。



 その理由は、軍か警察が選定し、身分証明書を持つ業者が集めた場合は黙認し、
 持たない業者が集めた場合は摘発したということでしょう。
 また、軍の後ろ盾のない業者が行う国外移送も、摘発されるのは
 一部だったのではないでしょうか。

 

 前のページにて

   2012年02月23日 あがさの一歩
   自らすすんで慰安婦になった女性達
   http://agasatea.seesaa.net/article/253633551.html
   > 山田清吉『武漢兵站』p100より
   >
   > 朝鮮から女をつれて帰った楼主が、まだ17,8歳に見える女の子をつれて兵站にきた。
   > 戸籍謄本を見ると16歳である。これでは営業の許可はできない。
   > 楼主は、貧しい田舎の習慣で出生届がおくれたので、実際は満18歳だという。
   > 「 馬鹿をいうな。 年の足りない者に商売がさせられるか 」
   > とはねつけておいた。
   > すると一ヶ月ほどして、
   > その女の子が自分で兵站へやってきて、ぜひ働かせてくれと言い出した。
   > 「 どんなことをするのか知っているのか? 」
   > 「 知っている 」
   > 「 兵隊さんは乱暴だから辛抱できないぞ。 泣いたって知らないぞ。 」
   > 「 泣かない。 どんなことでも辛抱する 」
   > 「 そうか。 それじゃ軍医さんに証明書を書いてもらって来い 」
   > あるいは事実出生届がおくれたのかも知れないと思い、結局楼主の希望を入れ、
   > 軍医の身体検査をうけた上許可することにした。
   > この妓には美千子という名をつけてやった。
   > また天成の素質があったものか、二、三ヶ月経つと色気のある身のこなしが
   > すっかり板について、いっぱしの女郎タイプになってしまった。

 と、ソースを示した通り、飢えと貧困に喘いでいる家族を救いたいと願った少女が、慰安婦に成って 家族を助けようと決意して、年齢を理由に断られても大尉のような人に縋って訴えた ・・・ これに対し て、日本の官憲がその心意気に応じたという例が確かに存在します。 そして、その際の業者は、軍か 警察が選定し、身分証明書を持つ業者であったことでしょう。

 しかし、それの何がいけないのでしょうか?

 もしかしたら、少女は家族を人質に取られ、業者に芝居を強いられているのかも知れません。

 軍か警察が選定し、身分証明書を持つ業者というのは、 [ 選定から篩落されなかった ] = [ 信用す るに足ると軍や警察が判断した業者 ] という事です。

 誰が連れて来ようが、「 そのセリフは家族を人質に取られて言わされているセリフではない 」 と盲信 してしまうのであれば、軍や警察が選定して、特定の業者に身分証明書を持たせる必要がありませ ん。

 同じ様に 「 慰安婦に成れる年齢じゃないけど、慰安婦に成らないと家族が死んじゃうの 」 と訴え縋 る少女に対して、信用できる業者が連れてきた少女だけ、そのセリフが真であると認めて特例扱いし、 信用できない非認定業者が連れてきた少女は追い返してしまう。

 至極あたりまえの対応だと思うのですが、これのどこがいけないのですか?



 次に、「慰安婦」募集の広告が当時の朝鮮の新聞に載っているので、
 女性たちは自由意志で応募したことは明らかで、収入もよかった、という
 一部に広まっている意見についても、念のために検討しておきましょう
 (「慰安婦募集広告と強制連行命令書の有無 現代史家秦郁彦氏に聞く」2007年3月2日)。
 その新聞広告とは、『京城日報』(1944年7月27日)と『毎日新報』(1944年10月27日)に
 載っている広告のことです(資料参照)。

 『京城日報』の方は、年齢17歳以上23歳まで、勤め先は「後方○○隊慰安部」、
 月収は300円以上となっています。
 募集しているのは今井紹介所という所で、紹介業者(人身取引業者)です。
 『毎日新報』の方は、年齢18歳以上30歳までとなっており、月収は書かれていません。
 募集しているのは許氏とあるので、朝鮮人の紹介業者でしょう。

 まず、月収300円はとても高収入だというのですが、これは人身取引業者がよく使う
 きたない甘言の常套(じょうとう)手段です。
 それを事実だと信じるのはどうかしているのではないでしょうか。

 

 事実だと信じるのがどうかしているも何も、

 

   http://texas-daddy.com/comfortwomen.html
   ※ htmlファイルがダウンロードされます。 ファイルを開くとページが見れます。

   > PAY AND LIVING CONDITIONS;
   >
   > The "house master" received fifty to sixty per cent of the girls' gross earnings depending
   > on how much of a debt each girl had incurred when she signed her contract.
   > This meant that in an average month a girl would gross about fifteen hundred yen.
   > She turned over seven hundred and fifty to the "master".

   > 報酬および生活状態
   >
   > 「慰安所の楼主」は、それぞれの慰安婦 が、契約を結んだ時点で
   > どの程度の債務額を負っていたかによって差はあるものの、
   > 慰安婦の稼ぎの総額の50ないし60パーセントを受け取っていた。
   > これは、慰安婦が普通の月で総額1500円程度の稼ぎを得ていたことを意味する。
   > 慰安婦は、「楼主」に750円を渡していたのである。

 ビルマは物価が高騰していたとはいえ、対円は1:1の固定レートのままでしたし、日本が外資金庫を 設立してビルマの軍票を日本に送っても円に替えれなくしたのは1945年の2月。 アメリカ戦時情報局 心理作戦班が作成した上のファイルは、尋問期間:1944年8月20日〜9月10日に掛けて尋問して得た 情報ですから、この1500円から「楼主」に750円を渡した残りの軍票は、日本へ送れば日本円で750円 の価値があったのです ( 2000倍で現在の貨幣価値に換算できるとして今の百五十万円に相当 )。

 甘言じゃなくて事実です。

 そして、300円じゃなくて750円でした。

 実際に文玉珠氏は

   1990/03/14 従軍慰安婦問題を考える
   「元・従軍慰安婦」証言者 - 文玉珠(ムン・オクチュ)
   http://sikoken.blog.shinobi.jp/慰安婦証言/文玉珠(ムン・オクチュ)

   > 【生い立ち・慰安婦になった経緯等】
   >
   > 1924.4.3大邱(テグ)生まれ。
   > 9歳の時、独立運動をしていた父が帰宅し長患いの後、死亡。
   > 暮らし向きは楽ではなかった。
   > 1940年16歳の時、帰宅途中に軍服を着た日本人に連行され、
   > 満州にて慰安婦生活を強いられる。 約1年後、将校を騙して朝鮮に帰る。
   > 1942年、女中をしている時に友人から「食堂で働かないか」と誘われ、
   > 1942年にビルマ(現ミャンマー)にて慰安婦となる。
   > 慰安婦時に軍事郵便貯蓄にて26,145円の貯蓄をし、また、別途、5,000円を実家に送金。
   > ( 「証言 強制連行された朝鮮人軍慰安婦たち」その他より )

 5,000円もの大金を実家 ( 彼女の場合は日本ではなくて韓国南部の都市『大邱』でしたが ) へ送金し ています。

 わざわざ、『 Q&A - 2 慰安所における実態 - 8 文玉珠(ムン・オクチュ)さんはビルマで大金持ち になった? 』 なんてページを書いておきながら、

   まず、月収300円はとても高収入だというのですが、これは人身取引業者がよく使う
   きたない甘言の常套(じょうとう)手段です。
   それを事実だと信じるのはどうかしているのではないでしょうか。

 って頭大丈夫ですか?

 甘言じゃなくて事実です。

 そして、300円じゃなくて750円です。



 1937年3月に大審院で有罪が確定した業者の場合ですが、1932年にすでに月収は
 200円から300円になるといって長崎の女性たちを誘拐したという前例があるのです。

 つぎに、女性たちがこの新聞を読んで応募したと考えるのもどうかしています。
 「慰安婦」にされた少女たちは1920年代に生まれて、1920年代後半から1930年代に
 学齢期をむかえました。
 しかし、日本と違って、植民地朝鮮では、義務教育制ではなかったので、
 普通学校(初等学校のこと)に通うには高い授業料が必要でしたし、
 学校自体も不足していました。
 また、朝鮮総督府でも朝鮮社会でも女子に教育いらないという考えが根強かったのです。
 女子の就学率が10%を超えるのは1933年頃からです。
 「慰安婦」にされた少女たちのほとんどは文字を読むことができなかったのです。
 また、親族の少女を人身売買しなければならないような貧しい家が
 新聞を購読しているということもありえないことです。

 では、業者は誰を対象にしてこの広告をだしたのでしょうか。
 それは、他の人身取引業者(下請業者)への呼掛けだったのです。
 もう一つ重要なことは、『京城日報』も『毎日新報』も
 朝鮮総督府の事実上の機関紙であったことです。
 とすれば、この広告は、国外移送を目的とする「慰安婦」を公然と募集するものであり、
 「慰安婦」の募集に限って、総督府が認めていたことを示すものだということです。
 広告主は、軍が選定した募集業者と考えるほかありません。
 この募集業者の呼びかけに応じた下請業者が女性たちを集める場合、
 人身売買や誘拐等によって集めるのがほとんどでしたから、これは、それを総督府が
 黙認したという証拠になるでしょう。

 

 > この募集業者の呼びかけに応じた下請業者が女性たちを集める場合、
 > 人身売買や誘拐等によって集めるのがほとんどでした

 根拠を示せ!

 業者によって集められた女性の何割が人身売買や誘拐等によって集められた売春婦で、残りが自 主的な売春婦なのかを示す根拠資料を示せ!

 何の根拠もないのに、「 ○○だったらいいな 」 という願望を 「 ○○に違いない 」 と都合良く脳内変 換するな。 それは、煽りでも罵りでもなくて、本当に精神異常者の行動だ。

 当時の朝鮮半島や日本を始めとするアジアの世界情勢を鑑みれば、手間暇掛けて、犯罪者として捕 まるリスクまで背負って、人身売買や誘拐等で集めなければならない程に売春婦が足りなかったなん てことはアリエナイ。


 だんだんクチの中が酸っぱくなってきたけど、何度でも繰り返しますよ。
 しかも、書下ろしですよ(笑)。

 日本軍が欧米を追い払って奪取したアジアの国々は、人を牛馬以下の労働力としてしか捉えない酷 い植民地政策によって極度の貧困状態にありました。 日本政府が特に注力してインフラ整備を進め た朝鮮半島でさえも、併合前の身分制度が尾を引いて貧困層の生活は悲惨な物でした。 日本本土に 於いても、朝鮮半島へ注力した所為で後回しにされた東北は、新しく日本の国土となった地域と比べて も大差ない程に貧困な家庭が多くありました。 そうした貧困層に於いては、売って金に換えられる資 産なんかあるわけがなく、困窮すれば子供を売る以外に飢え死を逃れられない事態に容易に陥ったの です。
 もちろん、飢えて子を売る=売春宿へ売り飛ばす、とは限りません。 ドラマ『おしん』のように奉公に 出される事も多くありました。 しかし、農村が不作によって困窮するように、多くの家庭が一斉に困窮 化してしまった場合は、奉公でさえも供給過剰になります。 そうすると、奉公先の者との会話等で奉公 が勤まらないだろうと判断されれば、奉公話はなくなりますし、家族が多くの金を必要とした場合等は、 奉公では足りず、売春宿行きが決まってしまいます。

 そう。 途上国はともかく、先進諸国がここまで豊かになっても世界中で任意に売春婦になる女性が 後を絶たないのです。

 あの元AKB48という肩書きでAVデビューした「やまぐちりこ」も親の借金が原因だといいますから

   → ソース:
     2013年06月23日 Gラボ
     元AKBやまぐちりこAVデビューの理由
     …親の借金返済→歌手デビューのはずが実現せずの噂
     http://geinolabo.ldblog.jp/archives/4503623.html

困窮してAV女優になる日本人も少なからず居るんでしょうけど、基本的に今現在のAV嬢もソープ嬢も 貧困の先に在る職業選択肢ではありません。 それどころか、今現在の韓国に於いては、国内に180 万人の被管理韓国人売春婦が居て、韓国外に9万人の被管理韓国人売春婦が居る( しかも、その内5 万人は日本で被管理売春をしている ) のです。 飽食の現代に於いてさえコレです。

 ましてや、何か月先どころか何週間、いえ数日先の食べ物さえ確保する事が困難だった時代に、

 > 人身売買や誘拐等によって集め

 なければ売春婦が集まらなかったなんてことはありえません。



 『京城日報』には、「月収三〇〇円以上(前借三〇〇〇円迄可)」と日本語で書いてありますが、
 これは日本語が読める業者への呼びかけです。

 同じ広告が、23日・24日・26日と連続して出されていること、その前後にはないことから、
 この時期に軍が「慰安婦」を必要として、急いで集めさせたものと思われます。
 24日から「前借三〇〇〇円迄可」という文が追加されたのも重要です。
 これは下請業者に人身売買の資金を提供するという呼びかけだからです。
 この広告は、朝鮮総督府が国外移送目的の人身売買と誘拐を、「慰安婦」移送については、
 黙認していたということをさらによく示すものといえるでしょう。

 

 さすがにそれは下衆の勘繰りが過ぎるという物です。

 「 月収300円以上 」 の後ろに 括弧を付けて 「 前借り3,000円まで可 」 と書かれている以上、
 「 月収300円以上 」 と 「 前借り3,000円まで可 」 は等価です。
 即ち、300円以上の月収を貰う人と、最高でと3,000円まで前借りする人は、同じ人物だという事です。

 ということは、

   『京城日報』が配布された朝鮮半島内の貧困層に識字できる女性なんて
   殆どいなかったのだから、広告は業者に向けた物だ。

 ・・・ ここまではアリだと思います。 しかし、

   「 月収三〇〇円以上 」 は女衒が女性を騙す為の具体的な金額で
   「 (前借三〇〇〇円迄可 ) 」は女衒が親や夫から子や妻を買い取る為に必要な原資。

 というのはダウトです。

   広告は業者に向けた物だ。

 という前提であっても

   「 月収三〇〇円以上 」 も 「 (前借三〇〇〇円迄可 )」 も
   女衒が女性を騙す為の具体的な金額として例示されていた

 と見做すのが適切です。

 その上で、
 「 慰安婦に成る! その代わりに家族には暫くの間は食うに困らない程度の金を渡してくれ 」
 という覚悟のある慰安婦志願女性や
 「 この娘を慰安婦として売る。 その代わり暫くの間は食うに困らない程度の金を渡してくれ 」
 と言って娘を連れてくる親に対して、前貸し金を用立てできなかった時の為に、広告を出した業者が、 女衒に資金を用意してあげるのは、仲介手数料に属する方のお金のやり取りです。 そんなものが募 集広告に書かれている方がオカシイと考えるべきです。



 また、婦人・児童の売買禁止に関する国際条約が禁止している21歳未満の女性の国外移送も
 公然と行われおり、朝鮮総督府もそれを認めていたことをしめす証拠となる
 新聞広告であることも重要です。

 

 国際条約、国際条約と言いますが、日本は当時、『婦人及児童ノ売買禁止ニ関スル国際条約』を限 定して批准していました。

   wikipedia 「 婦人及児童ノ売買禁止ニ関スル国際条約 」
   http://ja.wikipedia.org/wiki/婦人及児童ノ売買禁止ニ関スル国際条約
                      - 2.4 日本の第5条留保と宣言

   > 日本の第5条留保と宣言
   >
   > 日本も条約に加盟したが、すでに娼妓取締規則があり
   > 年齢に関する第5条条項(21歳未満を禁止)については留保し、
   > 条約が朝鮮半島、台湾、関東租借地を包括しない旨を宣言した。

 開き直るわけではありませんが、中国は1991年6月まで著作権を認めず、それまで違法なコピーが 野放し状態でした。 もちろん、野放しだからといって他の著作権法が確立している国が指を咥えて眺 めていたわけではなく、抗議はし続けていました。 でも、蛙の面に小便です。 中国は著作権法の確 立した各国からの批判に一切耳を傾けませんでした。 支那嫌いを標榜する身で中国を擁護するよう な発言は自分でも違和感があるのですが、「 条約を批准していない 」 とは、そういうことなのです。

 当時の国際世論的に、『婦人及児童ノ売買禁止ニ関スル国際条約』を丸ごと全部批准していなかっ た日本は極悪非道だったのかもしれません。

 しかし、それでも、そうすることで、朝鮮半島へインフラ注力する事によって取り残され、インフラ整備 された朝鮮半島から安い米が流入して貧困のドン底にあった東北の農家が一家心中も家族全員死も することなく、命を未来に紡いで行けたのです。

 土人に文明の味を覚えさせた罪 ―― といってしまえばそれまでですが、日本が欧米から奪取して日 本の領土にしたアジアの人々も、牛馬未満の扱いから人として、いえ、日本人の一人として扱われるよ うになったことから、牛馬未満の身では叶わなかった生活を手にすることが出来ました。

 すべては 「 可能な限り “ 不幸になる者 ” を最小限に留めて皆で幸せになろう 」 と願った当時の明 治政府と日本人の総意なのです。 親に売られて ( 或いは確固たる自分の意思で ) 慰安婦になった 女性たちの中に、国際条約で定めた年齢に達していない者が居たということは、それが “ 最小限に留 められた不幸になる者 ” のひとりだったという意味しか持ちません。

 飢えの中で米を煮る鍋まで供出して皇軍の勝利を願った国民たち,本土が爆撃されても心を折らず に皇軍の勝利を願った国民たち,夫を子を兵士にされて心細く耐え忍んだ妻や母たち,召集令状一枚 で戦場に狩り出され憎くもなければ見たことも無い敵兵と殺し合いをさせられた男性たち,憧れの航空 隊で敵に一矢報いてやると決心して特攻隊に志願したのに、人間魚雷の回天や特殊潜航艇の海龍, 人間機雷の伏竜、あるいは、爆装特攻艇の震洋や肉薄攻撃艇のマルレなどの非航空特攻兵器に乗 せられて、実戦あるいは訓練中に死亡した若き学生たち ・・・ 挙げればキリがない大勢の “ 最小限に 留められた不幸になる者 ” が居たのです。

 慰安婦だけが特別に不幸だったのではありません。 むしろ、大東亜戦争で不幸になった数多の人 達の中で慰安婦は ―― たとえ、それが本人の望まない売春であったと仮定しても ―― その身の不 幸は、大声で嘆き悲しむには、余りにも緩かったのではないでしょうか。

 私も戦争を知らない世代ですが、『硫黄島からの手紙』や『ザ・トレンチ<塹壕>』,『プライベート・ライアン』,『スターリングラード』等の戦争映画を観るに付けて、 「 ああ、こんな目に遭う位なら、ガチホモの肉棒で尻の穴をホジくられた方が万倍,億倍マシだな 」 と思います  ( 念の為に書き置きますが、私はノンケのロリコンです )。

 戦況が悪化するまでの期間は、死とも、飢えとも、戦火とも離れた所で、股を開いて男根を受け 入れていただけの何がそんなに不幸なのでしょうか?

 私にはさっぱり理解できません。

※: 慰安所は兵站に在りましたから、戦火に対して絶対に無縁だったワケではありません。
   戦争末期になって、かつて日本軍が侵攻して領土にした島に対して、アメリカが奪還作戦を開始するようになると、
   慰安所のある兵站にも戦火が届くようになりました。
   ただ、これは戦争末期になるまで慰安婦で在り続けた売春婦に限った話であり、
   さっさと稼いで、さっさと逃げた売春婦は大金を手にして故郷に錦を飾っている点を考慮する必要があるでしょう。



   [ 画像:2-1-9a 史料 Fact 省略、(引用元アドレスをご参照ください)


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